日記から再録








「ザ チェンジ」






朝の執務室にて、ユーリ陛下は朝食を終えて今日も元気に扉を開いた。



「おはよー、さー今日も一日がんばろー・・・・・・?
どうかしたのか?みんななんか様子が変だけど」



執務室の面々はいつも通りだったが、みんな何処か呆けたように宙を見つめてはなにがをぶつぶつ呟いていた。

いつもならユーリは部屋にはいると同時にコンラッドの「おはようございます」とヴォルフラムの「ユーリ、お前というやつはどこまでも尻軽だな!ああもう、コンラートといちゃつくな!!」とギュンターの「べいが〜〜〜」とグウェンダルの「いい加減静かにしろ!!」という声が響いてくるはずなのだが・・・・・・




「どうしなんだ、みんな?なんか変なものでも食べた?」

「ああ、やっときてくれたんだね!ずっと待ってたんだよ!」

「村田?これはどうしたんだ?一体何が・・・?」

「なにいってるんだよ、ぼくのことは「かんちゃん」と呼ぶといいっていつもいってんじゃない」

「・・・・・・・・・・は?」

「ハルカったらおとぼけさんなんだから、天狗のくせに

「いや、俺は渋谷有利なんですが・・・・・・天狗じゃないし」

「どうかたのか?」

「ああ!コンラッド、よかったあんたは正気なんだな!村田がおかしいんだよ!」

「正気?俺はいつも正気だよ、クラウド」

「・・・・・・・・・・・・・大変だコンラッドもおかしい!!」

「おかしいのはそっちのほうさ・・・・・・どうせライフストリームは守れない、無駄な抵抗はよせ。すべてはジェノバに帰るべきだ」

「なんかよく分かんないけど、やばいネタ言ってる気がするー!」

「ユーリ何をしているんだ、このへなちょこ!」

「ああ!ヴォルフ、よかったお前だけは正気だったの・・・・・・」

「そんなところでぐずぐずするな・・・・・・ぼくたちはテラへ帰らないとならないんだ。
婚約者ならぼくと一緒に来るんだ、テラへ・・・」

「うわー、こっちもダメだー!」

「ぎゅんぎゅんぎゅん・・・うふふふ、うふふふふふふふふふふ」

「ギュ、ギュンター!?あんたは正気・・・ではないか、日頃から」

「あ、今は「イチャイチャパラダイス〜陛下と一緒♪〜」をよんでいるから話は後にしてくれ」

「うわ、なんかむかつく・・・・・・ていうか、なにその本のタイトル?」

「いいだろう、お前の依頼を受けてやろう」

「グウェン!?・・・あんたが最後の砦なんだけど」

「ただし!手術料は一億だ・・・・・・お前に払えるか?」

「あんたもダメか・・・」

「いいかこっちは慈善事業ではないんだ、手術料が払えないなら手術は・・・・・・」

「犯人はお前だー!!(バキィ!→グウェンダル殴り飛ばされ気絶する)」

「ああ、アニシナさんまで・・・・・・一体何が、ん?(グウェンダルのことはあえてスルー)」



ユーリは足元を見るとそこに透明な瓶が転がっていた。



ラベルには「なんでもかんでもちぇんじ〜ちぇんじとは別のものと似て異なるものと入れ替えるの意」と書いてある。瓶にはでかでかと「フォンカーベルニコフ卿アニシナ」と恐ろしい悪筆で記されていた。これが原因らしい。



「アニシナさんの発明か・・・・・・でもこれからどうすればいいんだ?」



一向に解決するあてもなく、ユーリは執務室を見渡して溜息をついだ。今日は仕事にならないなあ・・・と諦めるととりあえず殴打されたまま動かないグウェンダルのことを医務室に連絡した。











(オチてないけど)終わり








声優ネタ。分かる人だけ分かってください。














「放送禁止用語〜その真相・次男の場合」






前知識:
地球のデパートの休憩所?にて、地球での放送禁止用語だらけの体験談を話す次男。動揺と平然とした次男の態度に恐怖を覚える長男三男。そして、二人をおいて美子さんを迎えに行った次男の口からは「いやあ、二人とも本当に純粋で・・・」的な発言が。その真相は・・・(以下妄想+ナナカマドの突っ込み)





「 次男がおちょくってただけの場合 」


「全く二人ともだまされやすいんだから・・・あんなことで大丈夫なのかな。
ちょっとピーピーかつピーといっただけで顔色変えてすぐだまされるんだから・・・・・・ま、だからこそからかいがいがあるんだけど」


>ピーの内容が育ちのいい長男三男が聞いたから青くなるようなちょっとお上品じゃない言葉なのか、それとも誰も言葉を失うような放送禁止用語なのかで意味がいろいろ変わるでしょう。





「 次男がより黒い場合 」


「全く二人とも世間知らずなんだから・・・・・・あのくらいの挨拶なんてあっちの世界でだって常識だっていうのに」

>どんな常識なのか・・・・・・知りたいような、知りたくないような・・・・・・。





「 コンプの場合 」


「全く、グウェンもそうだけど、それよりもヴォルフの世間知らずには少し困ったものだな、無防備すぎる。

あれじゃろくでもない輩が寄ってくる一方だ、全く俺が「ばあげん」の人混みのどさくさにヴォルフに触ろうとする輩の多かったこと・・・・・・ああ、思い出したら腹が立ってきた。俺が先にヴォルフに先に触れて妨害したから直接はほとんど触らせなかったけど・・・・・・何人かは髪に触ったみたいだったな・・・・・・思い出すだけでも腹が立つ・・・・・・。

全くヴォルフは陛下と同じでいまいち自分の容姿に自覚がないんだよなぁ・・・かわいいのはいいことだけどかわいすぎるのも問題だな。

ちょっと「かわいいかわいい」っていっただけであんなに真っ赤になって余計にかわいい顔をして・・・・・・怒ったときが一番かわいいからつい怒らせるけど、これからは俺以外には目に触れさせないように注意してやらないとな(ぶつぶつ)・・・・・・ん?」



「おい、さっきの・・・・・・男か女かいまいちわかんなかったけど・・・・・・かわいい子だったよな〜。俺マジで天使か何かとおもちゃったよ」

「ああ、マジすんげぇきれいな子だったよなぁ〜・・・・・・おれバーゲンのどさくさに紛れてちょっとだけ髪にさわっちゃった♪」

「ええ!?マジかよ、俺なんかやばいオーラの出てる男に邪魔されてできなかったよ・・・・・・!」




「・・・・・・・・・・」




ターゲットロックオン・・・・・・引きずり込む先の公衆トイレ発見。作戦開始だ。

制裁を実行するべく俺はすれ違った二人組の方へと向き直った。ばきと指を鳴らす。俺の大事な大事な弟に無断で触った罪は重い。それをしていいのは、大昔から俺だけだ。

二人組にじわりじわりと近づきながらさっきの二人に言ったことを思い出し、苦笑するように口から言葉が漏れる。



「まったく、二人とも下手にすれば反撃すればこっちが犯罪者だなんて・・・・・・ばれなければいいという言葉も知らないんだから」


・・・・・・全く、二人ともいつまでたってもかわいいままなのだから。




>次男の三男接触はもちろんセクハラです。次男の論理がだんだんテロじみてきました。いい傾向です。(え)






第二期マニメ最終回DVDの限定ドラマ三兄弟CDを聞いて思いついた突発SSS。
セクハラは女子まではオッケーな三男とばあげんで疲労困憊な長男と問題発言の多すぎた次男は本当に楽しかった、いろいろな意味で。











「新婚さんいらっしゃい」






次男編


「お帰りヴォルフ、ほら早く入って疲れただろう?
用意はできているよ、なんにする?

ご飯?→(媚薬入り)
お風呂→(俺も一緒に入るよ)
それとも・・・俺?→(前のふたつと一緒)

何でもいいよ♪(どれも一緒だし)」

「・・・炎に属するすべての粒子よ・・・!」




三男編


「お、遅いぞコンラート。どこをほっつき歩いていた!
ほら、さっさと入れ!つ、疲れているだろう・・・?

食事か?→(皿の上には炭(三男手製))
風呂か?→(気合いを入れたのか煮えたぎっている)
そ、それとも・・・ぼ、ぼ、ぼくか?・・・って、うわ!?→(なんとじなんはこちらがみがまえるまえにおそいかかってきた!!)

(ブチッ)・・・炎に属するすべての粒子よ!」



結論:どっちが嫁でも同じ











「なんとじなんはこちらがみがまえるまえにおそいかかってきた!!」はドラクエ元ネタです(言わなくても分かる)。