めえ・でい おまけA
「めえ〜」
「めえめえめえ〜」
「めえ〜〜〜〜〜〜〜!」
「・・・・・・・・・・・(どうしよう)」
「ふん、全くあいつときたら!」
「何おこってんだよ・・・・・・うわ、すげーコンラッド。あんなに沢山のネコに囲まれてる」
「どうやら血盟城どころか城下町からもネコが集まっているらしいぞ」
「でも何で?・・・・・・ん、何か集まってくるネコの皆さん、妙になんというか声も妙だしすり寄り方が何か・・・・・・」
「全部メス猫だ。どうやらコンラートがネコになったことでこうなったらしい」
「マジ!?・・・・・・種族を超えて女性に恋い焦がれられてるっては言われてるらしいのは知ってたけど」
「何匹がオスも混じっているぞ・・・・・・全くコンラートときたらネコになってまで節操のない!」
「いや、あれはコンラッドの意思じゃないと思うけど。うわ、すげー!ネコミミ付きなのにさわやかスマイルでネコの皆さんをノックダウンしてる!」
「だいたいあいつははっきりしなさ過ぎなんだ!さっさと追い払えばいいものの、あれではまたネコアレルギーがでてしまうかもしれないではないか。・・・・・・この前だってあんなにしつこく追いかけてくるから再発したばっかりだというのに」
「あ、そうか・・・・・・ん、ちょっと待てヴォルフ。お前ネコはしかにかかってたときのことは覚えてないって言ってなかったか?」
「・・・・・・・・・!!な、なんのことだ。ああもちろん覚えていないぞ!コンラートがぼくをしつこく撫でようとしたことやぼくを庇ってネコアレルギーが再発したということなんかぼくは知らないぞ!!」
「・・・・・・」
「なんだその目は、ユーリ!ぼ、ぼくは知らない、覚えてなんかいないぞ!コンラートがちょっと寂しそうにしていたからちょっとつらかったとかなんてことないからな!!」
ヴォルフはおまぬけでだまされやすいところがチャームポイントなのです。
まだあります→おまけB