まだ砂マを読む前に・・・・・・
もうすぐ「砂マ!」の発売ですね・・・もう読んだ方もいらっしゃるそうですが首都圏に住んでいないナナカマドではまだです。でも明日あたりは先行販売で売ってるかもしれない・・・というわけで!(何が?)
大変中途半端なんですが書きかけの「サラレギーの謎」をナナカマドが感じた疑問点だけをピックアップして載せます。なんというかたぶん読んだら内容が変わっちゃうと思うので・・・明日か明後日に読んで「ああ、そうだったのか」と後悔していると思いますが、考察は勢いが基本なんで・・・・・・。
もしよろしければ↓どうぞ
サラレギーの謎
サラって何者なんでしょうか?
いや、サラが猫っかぶりとか腹黒とかいうわけではないんです 。(ちなみにナナカマドはサラは腹黒というより
「真っ黒」だと思っています。ムラケンはグレイです。腹黒は次男だけです(笑))
サラはその生い立ちや地下道での態度などにどうも不可解な点がある気がしまして・・・・・・。
それを少し考えていこうと思います。
その生い立ちの謎
サラは小シマロン先王と聖砂国の女帝アラゾンの間に生まれた双子の兄です。
そのアラゾンは双子の弟であるイェルシーが死んでしまったという悲劇に見舞われます。そして、聖砂国の例の
「先王達を埋葬するための地下通路」を単身で二人の赤ん坊を連れて息子を生き返らせようとし、また実際に
イェルシーは生き返りました。
その後サラが四歳の頃に「法力がない」という理由で生まれ故郷である聖砂国から父の国である小シマロンに
渡されています。
しかしです、どうも聖砂国において「法力」というのはちょっとした能力の特出したものがあればそれと見なされる
要です。アチラの通訳のの力の高さを「法力」といってしまえばサラが「地下道」でユーリに見せた「暗視能力」
は十分「法力」です。
ならサラはどうして聖砂国を追放されたのでしょう?
地下道での不可解な言動
地下道に入ってからのサラはうって変わったように元気ですね。まるで別の人物のようです。ユーリもイメージを儚げからはしゃいでるに切り替えてます。ヨザと口論さえしています。
彼はこの地下都市に入ってから、以前より壮健そうに見える。
「宝はマのつく土の中!」 より
こんな描写はたくさんあります。
あとヨザと口論といえばその直後、と言うか最中に動物たちが割りこむような形で現れます。更に言うならばこの直後にヨザックの悲劇がおきますが、これってサラにとってタイミングよすぎですよね?
もしサラがこの二つの事件の黒幕だとしたら、それはもう法力(ということさえはばかられるとんでもない能力?)でしょう。でもサラは法力もなく、そんな気配を見せたことはないですからたぶん隠していたということはないでしょう。
じゃあ、地下都市に来たから?確かのこのときから様子がおかしい(というか元気そう)ですが、でもなぜ?
地下都市はサラにとってどういう場所なのでしょうか?
勝手な推察としては・・・・・・
生き返ったのは・・・・・・
いきなり核心にいきますと・・・・・・ほんとうに生き返ったのはイェルシーなのでしょうか?
本当はサラが生き返ったのでは?
いきなりなんだというような推察ですが、実はこの話サラからユーリが聞いただけで本当だという確証はありません。たぶんサラが嘘をついている、ということはないと思いますが彼が知っていることが真実とは限りません。
なぜこんなことを思ったかというと↓
・地下都市に入ってからおかしいから(元気だし、はしゃいでるし、故郷に帰ってきたようです)
・暗闇でも光が見える・・・・・・というかサラの目は光と熱に弱いですがこれは神族の特徴ではないと思います。そんな描写はなかったし、フレジェイはレースでも船の上でも平気そうでした。
・サラにとって都合のいいことが地下都市に入ってから連続して起こっている。(ウェラー興離脱、口論中断、ヨザが・・・、ユーリの失明、失明しているユーリに追い討ちをかけるような動物の襲来・・・など)
・二度目の動物襲来に関してはユーリが抵抗する気力を見せたら、急に(ユーリの視点では)いなくなった。サラは気がつかなかったのかといっていますがこれは嘘の様な気がする・・・・・・。
こんな感じでしょうか、地下都市を通ってアラゾンが二人の子供を通ったとしてもし死んだ子供が息を吹き返したとしたらその子供はサラがイェルシーに対して言っていた様に「特別な力」を持っているのではないでしょうか?それもそうならこの地下都市こそがサラの本来の場所なのでしょうか・・・?
何を言いたいのかというと
もしかして、サラはゾンビなんじゃ・・・・・・(本人は大っ嫌いみたいですが)ってことです。
ゾンビ説
「サラ=ゾンビ説」って我ながらどうかと思ったんですが↓
・よく見れば矢で撃たれたのにユーリがその矢に「血が一滴もついてない」と判断している。挙句痛そうなのに痛くないのか、自分で抜いてる。
がちょっと怪しい気が・・・・・・他に↓
・明るいところが苦手で、暗いところのほうが目がよく見るのならまさにこの地下都市が本来の場所?
・アラゾンがサラに渡した指輪の裏には「汝を待つのは、闇の扉ばかり」
・「見開きの君」という二つ名は闇で目が見えることからなんでしょうが・・・・・・もしかして目が光ってたりして
すいません、後半はあんまり関係ありませんね・・・・・・とにかくサラは地下都市で生きやすそうです。
サラは法力がないから聖砂国を追われたといっていますが、もしかして追われたのはこっちの能力のせいじゃないんでしょうか・・・・・・?
だいたい法力の強い親から生まれたなら、子もまた法力が強いものではないのでしょうか?サラに法力が「ない」理由がよくわからない・・・・・・
アラゾンと生き返ったイェルシーが強い法力得て法力のないをサラが追われた、
というよりは、
地下道の果てにあるもの(たぶん「凍土の劫火」)の力でサラが生き返り、生きていたアラゾンとイェルシーが強い法力を手に入れた、
のほうが話が通しやすい気もする。それにこの理由ならアラゾンがサラをゾンビを使って暗殺しにきた理由もわからなくもない、か・・・?
といってもなぜ追放になったかはわからないのですが。
・ユーリについて
あと、ユーリについてですがサラはユーリに関心を持っている、というのはまあ分かる気がするんですが
地下道ではやたらと追い詰めたがりすぎではないでしょうか?
ユーリがアラゾン?の夢をサラに話した後
「気持ちまでやられてる、腐ってる」
「そんなことはないよ、ユーリ」
(中略)
「・・・・・・そうだったらどんなに楽か」
「箱はマのつく水の底!」 より
という会話をしていますが、最初サラが「アラゾンが子供なくしたことを悲しんでいたなら、どんなに気持ちが楽か」という意味にとったのですが、よく聞くとそれはおかしい気がします。サラがアラゾンが子供が死んだこと悲しんでいたとしてもそれでそんなに楽になるとはちょっと思えなかったんです。
どちらかいうとこれはユーリを追い詰めたいがゆえの発言じゃないんでしょうか?ユーリの心が折れないことが「楽じゃない」といっているのでは?
それを示唆するようにサラはこの直後にユーリの心が折れるように「動物は通り過ぎていった」「あなたは正気じゃないから」「すべてが夢だったらいいと思っているでしょう」ともう楽になれ遠まわしに言って、支配しようとしています。(たぶん)そして、そうならなかったことをなじっています。
サラの性格なら単にユーリを追い詰めて縋らせたいとも考えられますが、ちょっと目的意識がはっきりしすぎている気もする。コンラッドの離脱に、ヨザックの悲劇、絶食での強行軍で追い詰めて、そこまでしてユーリを追い詰めて縋らせたいなら何か理由があるのでは?
なら、サラはユーリの何かしらの力を手にいれようとしているのではないでしょうか?
そもそも聖砂国へはユーリをサラが導いたようなもです。出航直前に暗殺?しようとしていますが、これは本気だったんでしょうか?護衛が身代わりになることを見越していたということはないでしょうか?
ここら辺のことは「ユーリと魔力」(2)にも書きましたがサラはユーリに何かしらの力があるのを知って、ユーリと接触した気がします。
地下道の謎
サラとは関係ないかもしれませんが、最後に地下道の性質について。
どうも奥に「凍土の劫火」があって、創主の存在を感じますが、その割りに地下都市に入った後
先程から魔石が奇妙な熱を持っている。不意に顔を顰めるほど熱くなったり、外気に曝されたように冷たくなったり。
(中略)
逆にサラレギーに填められた薄桃色の指輪の方はただの石同然に静まり返ってた。聖砂国でしか採取できない珍しい石だと聞いたのだが、何の反応も示さない。
「宝はマのつく土の中!」 より
また、ユーリが夢でジュリア?と会話した直後
魔石が、体温よりもずっと熱くなっていた。逆に小指に嵌った華奢な指輪は、凍りつくほど冷たくなっている。
「箱はマのつく水の底!」 より
・・・・・・といった感じに、意外と魔石は元気で指輪は静かです。
創主がいるなら法力が強くてもいい気がするのですが(創主と法力が関係あるかどうかはっきりしていませんが)、これらはまるで逆みたいです。魔石が逆境に?抵抗して熱くなったりするのは理屈になる気もしますが、指輪が謎です。
サラはそもそも「地下には神の力が及ばない」といって地下に入ったわけですが、これも謎だし・・・・・・。
ユーリとヘイゼルはこの場所に異様な違和感を感じていますが、なぜなんでしょうか・・・?
謎ばかりです。
(・・・・・・・・・・・・・砂マ読んだら修正します)
2007/11/29