※ゲームクリア前提のネタバレです。
「狛枝凪斗は五章の段階でジャバウォック島が
プログラム世界だと気がついていたのか?」
いろいろなサイトさんやピクシブを覗いていると「狛枝はあの世界がプログラム世界と気がついていたから、脳死にはならない」
という文章を見かけました。
その時に「え?そうなんだ?」と思っていたのと、丁度スーパーダンガンロンパ2の2周目だったのも兼ねて4〜5章の狛枝の行動をメモってみました。
脳死になるかどうかはどっちもどっちな気もしますが、私は「えーあの時に狛枝、プログラムって気がついてたのマジで?」と思ったので軽く検証してみます。
コトダマ
・手がかりになりそうな出来事
・4章のできごと
・4章冒頭でジェットコースターに生存メンバー全員でジェットコースターに乗った特典でコロシアイ学園生活の詳細をまとめたファイルをもらう。
これは全員に与えられた特典なので狛枝の他の全員も知っている。そこに十神の情報もあったので全員でドッキリハウスにホイホイついていく羽目になる。
(2章の九頭竜の件といいモノクマのクリア特典にはロクなものがないよね!)
・狛枝がファイナルデッドルームの最高難易度クリア特典として、他のメンバーより先に得た情報としては
1、コロシアイ学園生活のさらに詳細なファイル
2、2のメンバー全員の絶望堕ち後までのプロフィール
(ただし、七海に関してはモノクマの作った偽装プロフィールである。
また、日向の件に関しても予備学科以外のことは書かれていない)
→江ノ島の死後に未来機関に保護され、絶望とばれてプログラムに
かけられたことまで書いてあるかは不明。
ただ基本的には6章の手がかりは6章まで伏せてある気もするので
希望更生プログラムのことまでは書いてないんじゃないかなあ。
(後は5章ネタで考えると本来は暴力要素のない島であるジャバウォック島で毒薬や爆薬をゲットできたとも言えるが、それは田中も一緒かな。)
になります。
1は狛枝は4章ではあんまり重要じゃないみたいにいっていますが、4章ラストでモノクマとの問答(「裏切りモノの正体を知っているの?」と「君はこの島で誰を待っているの?」あたり)と5章ラストの遺書で「(クリア特典踏まえると)モノクマの目的は多分これ」みたいなことを言っている。
私が考えるクリア特典を見た狛枝は
「自分たち絶望サイドの人間でありその記憶を未来機関に奪われたが、モノクマはそれを戻しに来た絶望サイドの手駒である。よってここに居る者たちは「超高校級の希望」でなく「超高校級の絶望」である。
(ただし、未来機関の裏切り者と予備学科の日向は違うと思っていたぽい)」
と希望だと思ってた皆と希望を崇拝してたはずの自分が「超高校級の絶望と知って絶望し、それを踏まえて二つのクリア特典を見直しして
「ウサミや最初の修学旅行ルールを踏まえると、未来機関は「超高校級の絶望」を処刑しようとはしていなかった。おそらく更生させようとしていた(狛枝くんならここで「ヌルイヨ」とかいいそうですな)」
「モノクマの目的はコロシアイ学園生活を再現して(事件のパターンがとても似ている)、それが以前は全世界に放送されていたことから踏まえて、このコロシアイ修学旅行の目的もだれかにそれを見せつけること。
そしてそれは、ここまでコロシアイ学園生活の事件の再現にこだわったことから、おそらくコロシアイ学園生活を生き延びた6人に対してである。
モノクマの目的はその6人をおびき寄せるためにやってきた」
あたりを推測したのではないでしょうか。んで
「だったら裏切り者以外は全滅すればいいんだ!超高校級の絶望なんて処刑されればいいし、未来機関もこれでおびき寄せられないで済むし!日向くんだけとばっちりだけど仕方ないよね!」
みたいな論理展開をやったんじゃないか。狛枝マジ狛枝。
4章ラストでモノクマに裏切り者の正体を知っているか聞いて裏切る前提で探したいと言っていることから、モノクマ=絶望サイド、未来機関(モノミ、裏切り者)=希望サイドとみなしているのではないかと。だから未来機関のメンバーだけどーしても外したかった(希望厨だし)。
生存させるなら日向でもいい気もしますが(この時点では超高校級の絶望とは知らないみたいですし)、その辺りは結構感情的になったのかなーと思います(別に日向が憎いというわけではなく)。
ファイナルデッドルームから出たあとに日向に「予備学科のくせに」みたいな態度豹変を見せると同時に「コロシアイ学園生活とコロシアイ修学旅行の殺人事件のパターンは不自然なくらいに似てる」発言をしています。
(ついでにここで「4番目は自殺だったらしいよ」と次に自分が起こすつもりらしい事件のミスリード材料を日向に残してます)
このクリア特典って2章の九頭竜の時と同じ結局「殺人の動機」なんでしょう、希望なしでは生きられない狛枝はらしくなく感情的になりモノクマの思惑通りに事件をやっちゃったわけだし。
キャラ違うのに朝比奈さんと同じ路線に行かせるなんてモノクマさんマジモノクマ(全滅エンドだと余計に江ノ島に有利なので狛枝まさに涙目)。
・疑問点
疑問点としては、狛枝は「絶望の残党である自分たちを全滅させることでモノクマの計画を挫こうとしていた(つもり)なのに、自殺後に黒幕のモノクマがルールを守ると信じていたのか」あたりかなあ。
そう考えるとプログラム世界だと気がついている方が「モノクマはルールには従わざるを得ない」と考えたほうがしっくりくる気もします。
ただ、コロシアイ学園生活の詳細ファイルを持っているので、黒幕である江ノ島が「コロシアイ学園生活に敗北した後に無視できるはずのルールをわざわざ面白がって守って自殺した」と書いてあった(多分)ので「こういうことをするタイプの超高校級の絶望はそういうルールは損得抜きに守るだろう」と考えたのかもしれません。
ただ、プログラムと知っていたら自殺して皆殺しにしてもなんかそのあとにいくらでもそれが無意味になる裏技あるっぽい感じがして死ぬ意欲?がわかない気がする・・・。
実際、皆殺しにすると「真の超高校級の絶望の江ノ島が大量に量産される」わけだしなあ・・・。
・結論
個人的には8:2くらいで「プログラム世界」だとは気がついていないと考えます。
やっぱりプログラムだと思うと「この世界での死にはやり直しが効くかもしれな」=「皆殺しにする意味がない」となると思いますし。
一番確実な絶望皆殺し計画は「外に出て皆殺しにする」だと思うし、絶望的なことに自分も忘れているだけでそうなわけですが、この世界で殺しても意味がないなら生き残ろうとする気がするんです。
ので、「死は絶対の終わり」と思っていたからこそ「すごく特殊な自殺をすることで絶望の全滅を図る」を計画したのではないかと思います。
お粗末さまでした。
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