1.  







スポットライトが暗闇の中2つ。

ここ………裁判場らしき場所にはどうやらボクと七海さんしかいないらしい。


「七海さん、ひとつ確認してもいいかな?
ボクみたいな雑魚の絶望が希望である未来機関の君に質問すること自体おこがましいんだけどさ……学級裁判ってあの島で誰かが殺された時にその犯人を全員の中から推理して当てるっていうシステムだよね」


まるで本当にモノクマがセットした裁判上の舞台セットのような場所だ。

ただ、円を描くように立つ場所ではない。ボクはただ椅子の上に座らされ、その正面に七海さんは本来は裁判長が座るに当たる席、モノクマの座る位置に座っている。


「君はボクにこれが学級裁判だといったけれど、この場合誰が被害者で誰が犯人なのかな?ボクがモノミの首を締めて殺したってことになるのかな?」


ボクはしっかりした木製の椅子に鎖でしっかりと縛られてその上に真っ暗な中スポットライトが当たっている。

七海さんは……2メートル程度上だろうか?……同じ木製の巨大な踏み台の上にいた。そこにある木製のテーブルと椅子が一体になったようなものに座っている。

ボクをまっすぐ見る彼女にもスポットライトが当てられている。
暗闇の中、スポットライトが2つ。

こっそりため息。片方がゴミムシでも登場人物にはライトがいるらしい。


「だったら裁判なんて必要ないよ、君は監視カメラで見ていたんだろう。なら、被害者はモノミで犯人はボクってことになるでしょ?
もしかして証拠がないなら、もうボクは自白するけど」


目が慣れてきたのでさっきまでボクと七海さん以外は真っ暗だと思っていたけれど、薄闇に目が慣れて行くと石の床とボクをぐるりと囲む木枠の手すりが見えた。その向こうには傍聴席みたいに木の椅子がいくつかある。

なるほど、モノクマの学級裁判ではボク達自体が傍聴人で裁判官で容疑者で陪審員だったわけだが、こちらの「学級裁判」は本来の裁判場に近いらしい。単にあちらが特殊だっただけだ。


(……いない、よな?)


鎖で邪魔されてあまり後ろを振り返れないけど、モノミはいなかった。


(被害者として、あとから来るのかな?)


死んでいないよね?とひどく無責任なことを思う。


「……ああ、モノミは頭はあまりよくないけどボクなんかにもモノクマがいた頃から変に親切だったね。ロボットだから死んじゃわないと思っていたんだけど、殺してしまったんなら本当に申し訳ないよ……なるほど、絞首刑がオシオキなのかな?それともギロチンとか……もしくは」

「狛枝くん、黙って」

「・・・・・・・・・」


七海さんの言葉にボクは素直に従った、自分でも自覚はあるがボクは調子乗って喋りすぎる。全く申し訳ないから、それが処刑の理由でもいい気もする。

そう思って見上げていると、七海さんは額に手を当てて大きくため息をついた。うーん、何がいけなかったのだろう?


「狛枝くんは極端すぎるよ、3回目の学級裁判でもそんな感じだったよね、もう喋っていいよ」

「ねえ、モノミって死んだの?」

「そんなことないよ、こんな言い方は好きじゃないけどウサミちゃんはロボットだから普通には死んだりしない。
ただ、ウサミちゃんのショックが大きかったから……今はモニター越しで見てる、本当は「裁判」にはウサミちゃんを入れて3人参加の予定だったけど、今回は私が休んでってって言ったの」


モノミは生きているらしい……モノクマが現れたときは蜂の巣にされたのに帰ってきたのだから、大丈夫とは思っていたけれど少し肩の力が抜けた。


(モノミ、もうボクに関わらなきゃいいけど)


普通ならもう関わるまい、ただあのロボットはモノクマに蹴られても蹴られても、ボクら修学旅行生から疑われても無視されても利用されても、ひたすら「仲良くして」とめげなかったので油断できない。

モノミは理屈で動かないところがある分、損得で動かない分、行動が予測できない。そういうところは正直苦手だった。


「なら良かったって言えばいいのかな?あはは、加害者のボクが言うのもおかしいね」

「ねえ狛枝くん、どうして?」

「ん?なにがかな?親切なモノミの首を絞めたこと?それともボクがみんなを皆殺しにしようとしたこと?それとも……」

「違うよ」


凛とした声は暗闇のせいかよく響いた。


「どうして……狛枝くんはいつも加害者ぶるの?コロシアイ修学旅行で君が加害者的なことをしたこともあるけれど、ただの被害者だった時もたくさんあるはずだよ」

「ごめん、何の話なのかな?」

「どうして、いつも自分にだけそんなに冷たいの?憎まれたがるの?それなのにあんなに希望に尽くすの?なんの見返りも求めないで、誰も頼ってくれないで、一人でいようとするの?」

「ごめんね、ボクは無能だから七海さんが何を言っているのかよくわからないよ。どういう意味なのかな?」

「どうしてあんなに希望を愛すると言っていた君が……どうして君自身には希望を持ってくれないの?」

「?」


何の話だろう?七海さんの顔を見上げるが、表情はさっきと変わっていない。ボクが希望を愛さなかったことなんかないのに、ボクみたいな存在に希望なんてあるわけないのに。

ただボクは感じた、彼女は「希望」を持っているのだと。
何に対してかわからないが、ボクは彼女の希望を尊いと思う。言っていることはまるで理解できないが。


「ずっとずっと、君に言いたかったよ……君自身の口から聞きたかった……だからね」


この日をずっとずっと待っていたよ、と彼女は微笑んだ。
でもどこか……泣き顔を見ている気もした。彼女の頬には何も流れていないのに。


「じゃあ、始めようか……狛枝くんの「裁判」をはじめるね」


暗い静寂に七海さんが持つ小さなベルの音が鳴る。それを合図にまるで葬儀のような鐘の音が裁判場に響き渡った。





【 超高校級の幸× 】  4




αの4
【裁判1】





「モノクマに倣うみたいで嫌だけど、まず狛枝くんもさっき聞いたこの「学級裁判」についてのルールを説明するね。
まずこれは確かに「裁判」だけど「学級裁判」では厳密にはないよ。さっきも言ったように犯人当てをするわけじゃない」


確かに、モノミの件でなければここに「学級裁判」にふさわしい「殺人事件」はない(少なくともボクの記憶にはない)。

しかし七海さんはすぐ首を横に振った。


「ただ、推理をしないわけじゃない。謎の残る事件がないわけじゃない。
第一回の「裁判」の議題は狛枝くんがメインでありながら参加していなかった学級裁判、コロシアイ修学旅行の第五の島、モノクマのグッズ倉庫で起きた「狛枝凪斗殺人事件」についてだよ」

「……は?」

「よっと」


理解不能の言葉を言うやいなや、七海さんは黒のコートをはためかせて机の下から何かを取り出す。白いハードカバーの無地の冊子、絵本のように見えたが七海さんはすぐに否定した。


「これは「真実ノート」って私たちは呼んでいる。使い方は話を進めながら説明するからとりあえず受け取って、この裁判のルールのようなものだから」


言いながら細い指がデスクの上で滑らかに動く、ここからは見えないが操作パネルのようなものがあるのだろうか。

微かな機械音、そのあとでボクの目の間の床が円形に開き、木製の丸テーブルが持ち上がってボクの胸のあたりで動作を止めた。

テーブルの上には七海さんが持つ白い冊子、真実ノートと黒の万年筆。それをボクが見下ろすと同時に腕の鎖がじゃらんとなった……見下ろせば鎖は拘束を緩めている。


「これが真実ノート、呼び方はなんでもいいけれど議事録みたいなものかな。君と私と、ウサミちゃんの分が全部で三冊あるよ。彼女も今モニター越しに見ているはず」


手を伸ばすとノートと万年筆に手が届くようになった……なるほど参加するための自由は許されているわけだ。

でも、それよりも問題はさっき七海さんが言った議題だった。


「両手を動かせるのはありがたいんだけどさ……七海さんが議題にしたいことがよくわからないな。「ボクの殺人事件」……自分で言ってて変な響きだけど、それっておかしくない?ボクは生きているんだから」


それ自体がボクの幸運だったということなのだろうか……ああ、本当にゴミみたいな才能だよ、全く。


「あの事件は起きなかった……ボクはグッズ倉庫に入ってからの記憶が曖昧になっているからあの辺りでモノクマかもしくは未来機関に介入されてし、学級裁判自体もなかったんだと思っていたんだけど」

「それは違う、『コロシアイ修学旅行で5回目の学級裁判は確かに開廷した』よ」

「……え?」


七海さんが言っていることが理解できない、殺人(ボクの場合は、まあ客観的には計画的自殺だろうけど)がないのに5回目の学級裁判は開催された?

反論しようとして、うまく言葉が出せないでいると目の前に置かれた「真実ノート」がぼんやりと光ると宙に浮いて開いた。

そして白紙の1ページ目が開かれる、いや白紙ではなかった。そのページには『コロシアイ修学旅行で5回目の学級裁判は確かに開廷した 七海千秋』と癖のないきれいな字で書かれていた。


「これが「真実ノートのルール」だよ、真実ノートには本当のことしか書けない。それが私であっても狛枝くんであってもウサミちゃんであってもね、試しに狛枝くんも書いてみて、あ、ルールだからサインを最後に書いてね?」

「………」


半信半疑で万年筆をとって、字を書く……嘘を書こうか真実を書こうか迷ったが、まずは当たり障りのない真実を書く。

『ボクの名前は狛枝凪斗だ 狛枝凪斗』……問題なく書ける。

次は嘘、これも毒にも薬のもならないものでいいだろう……『ボクの名前は狛枝凪斗じゃない』……っ!?


「なにこれ……頭がクラクラするし、サインができない」

「そして、字自体が書き込めない……よね?
狛枝くんの首に金属の輪がハマってるでしょ、それと真実ノートと万年筆のインクがセットで高性能な嘘感知器になっているんだ。
ほら狛枝くんの首にあるやつが私の首にもあるでしょ?」


七海さんがコートの襟を少し指先で下げると、そこにはボクと同じ銀色の首輪がはまっている。
とても不似合いだと思った、彼女は希望側の存在で罪人なんかじゃないのに……不愉快だとさえ思った。


「ボクが生きているのに5回目の学級裁判があった?ワケがわからないよ……じゃあ、ボクは実は幽霊だったりするのかな」

「それは違うよ、事件はあったし学級裁判も起きた。でも狛枝くんは確かに生きている、ほらウサミちゃんのバイタルチェックも全く問題なかったし。
私も、狛枝くんが確かに生きているってちゃんと触って確認したよ……うん、『狛枝くんは確かに今私の目の前で生きている』よ」


真実ノートが光る……そして『狛枝くんは確かに今私の目の前で生きている 七海千秋』と文字が刻まれた。

ボクは生きている…のに生徒間で殺人が起きた場合の学級裁判は開廷された…?


「……そんなの納得できないよ。
ボクは生きていて、なのに学級裁判もあったなんて……じゃあ、犯人なんていないじゃないか!?何を究明するんだよ!!」

「……そうだね、じゃあこんなのはどうかな?
ねえ相手はモノクマなんだよ?赤音ちゃんをかばった弐大くんを瀕死にしたくせに、ロボットとして生き返らせたモノクマなんだよ」


七海さんはお伽話でも語るかのような、嘘とも真実ともつかない曖昧な口調だ。でも、言っている事に真実味がある……モノクマなら、生死に介入することは確かに可能だけど。


「もしかしたら君のことも面白がって死亡寸前で生き返らせたのかもしれない、そして仮死状態にでもして現場を封鎖後に学級裁判開いていないってどうして言い切れるの?
だってモノクマは監視カメラでみんなの様子を監視していたんだから仕掛ければ出来そうだよね、君の行動も逐一監視できたわけだし」

「………それは」

「加えて、君のコテージにあったモノクマ特製の毒薬、あれの効能書きだってどこまで信頼できると思う?」


モノクマ特性の毒薬……それは絶望を皆殺しにして、ボクの幸運で裏切り者だけを生き残らせるあの事件の一番の要の部分だ。



(でもそれ自体嘘だったら……?)



「狛枝くんは必死にあの……トリックというべきか罠というべきかわからないけれど、必死のトリックはあくまでそれに対してモノクマがフェアな結論を出すという前提でしか成功しない。アンフェアなら破綻する、それも事実」

「それは、そういう可能性もあるかもしれないけど……」


確かにボクは全てをかけてそれを行った、でもそれは皮肉なことに絶望であるモノクマを全面的に信頼しないとすべてが破綻してしまう。

けれど、思い出す。モノクマのファイルにあった「コロシアイ学園生活」の5回目の学級裁判では超高校級の探偵を「邪魔だ」という理由で死んだ生徒の体を使って事件を偽装して冤罪にかけ、処刑しようとした。


(ボクは同じような目的で、生かされた……のか?)


いやさらに言えば、あのファイル自体がモノクマに渡されたもので、絶望ということさえ嘘だった?
いやでも罪木さんの絶望病の症状は、でもあれもモノクマの「動機」の絶望病で?


(……あれあれあれあれあれ?)


足元が宙に浮いている気がした、ボクの信じる希望が、全てが崩れているくような……大嫌いな絶望。それから抜け出せないといういやな錯覚。

それがボクを……気がつけば叫ばせた。


「でもそれじゃあ、何を信じればいいのかボクには分からないよ!
モノクマも……君のことだって、どこまで本当のことを言っているのかわかったもんじゃない……七海さんの言っていることが真実だって保証はない!」

「狛枝くんを殺したのは誰かを究明する学級裁判があった、これは真実だよ。……うん、信じられないのは当たり前。
だから私たちは真実ノートを作った、何が本当で嘘かがわからないまま何も信じられなくなっていかないように」


それなら、信じられる?……馬鹿な、そんなの彼女の手の内のことだ。
モノクマと七海さん、そのどちらも信じられるような心境には今はなれそうにない。


「ねえ、狛枝くん。交換条件だよ、君の持っている謎と真実、それと私の知っているの謎と真実……裁判の中で手に入れ合ってみないかな?」

「え?……?」


とても妙な話だ、彼女は全てを知っていてボクは全てを知らない……そういう話じゃないのか?


「確かにこの状況はボクには謎だらけだけど……七海さんたちには何か謎があるの?だいたいボクが何を知っているって言うの?
ボクは……絶望だった頃の記憶すら残っていない、モノクマのファイルから知っているだけだっていうのに」

「とんでもないよ、私には謎だらけだよ……説明をを続けるね。
ここでは私は「狛枝くんの知らないあのあとの真相」を、狛枝くんは「私たちが知りえない狛枝くんの真相」をお互いに推理するための情報交換をしていく……それがこの裁判。
ちなみに第一回は本当は一週間後だったんだけど……そうはさせてくれないんだね、狛枝くんは」


それは、その通り。だからボクは……らしくなく感情的になってモノミに危害を加えた。今振り返るとそれが真相を知るためにさほど有効とは全く思えないのに。

でも、やはり……妙だ。


「そんなのお互いに協力すればいいだけじゃないの?交換してお互いに全てが分かって、それで終わりでいいじゃないか……裁判にする必要がよくわからない」

「そんなことないよ、だって」


その時彼女は彼女らしくなく、とても不敵に笑った。


「だって私は狛枝くんに、何も教えたくないもん」

「……な、んで」


なぜ彼女はそんな冷えた炎のような目でボクを射抜き、そしてにやりと笑うのだろう。


「だからさ、君が知りたい何かがあるならば、私に君しか知り得ない情報を交換していくしかないんだよ。けど」


多分君はそれを知られたくないんだろうね、と挑発するような声。とても遠いのに耳元で囁くような声だ。


「だからこの裁判では互いに知りたいことと知られたくないことを少しずつ探り合っていくの、もちろんフェイクも騙しも歓迎だよ。
私は全然狛枝くんに負けるつもりもないしね。私は何も君には教えたくないけど、君には全てを話してもらいたい」

「・・・・・・・・・」


確かにそれはとても「学級裁判」らしかった。

犯人以外はすべてを明らかにしたいと思うし、犯人は何も明らかにして欲しくない。

ただこれはお互いがお互いに「犯人以外」で「犯人」の立場だというわけだ。


(でも、「ボクの殺人事件の学級裁判」があったとしても……仕掛け人のボクがいるんだ。犯行もが分かっていて、犯人が明らかで、謎なんてどこにあるんだ)


それを知りたい、謎だらけだという彼女。高い場所で静かにライトに照らされている彼女、七海さんが何を考えているのかボクは分からない。


「わかったよ、何がそんなに知りたいのかわからないけど。
……なるほど、確かに「裁判」らしくはないけど「学級裁判」らしくはあるね。お互いに顔を付き合わせて腹をさぐり合うわけだね」

「ふふ、狛枝くんらしい感想だね。
「裁判」を「学級裁判」にしたのは……色々な理由はあるけれど一番は私の個人的感情かな、狛枝くんとは私は学級裁判で一番話しをしたと思うから、一番話をしやすいと思ったんだ」


がっかりしたかな?と訊かれる。でも今思うと悔やんでいたりするんだよ、とも悲しそうに目を伏せる。


「それじゃあ、ルールをまとめたものを真実ノートに写すね」




「裁判」におけるルール

1、 話すことは真実でなくても構わない、黙秘権は裁判官と罪人の両方に守られる。
2、 真実ノートには真実しか書けない。嘘は書けない。
3、 真実ノートに書きたくない真実は書かない権利が裁判官と罪人の両方に守られる。
4、 真実ノートに書かれた情報は裁判参加者全員に共有される。
5、 「裁判」は途中退場は原則できない 、ただし医療担当からの申請があれば退場できる。



白い冊子が薄く光って、ルールの文字がゆっくりと浮かび上がってくる。
今までと一つだけ違ったのは最後のサインには『裁判官 七海千秋』と記載されたことだった。


「ルールは基本的にはこんな感じかな、補足説明はあるけど一気に説明するとこんがらがるから……質問はあるかな?」

「………」


ボクは真実ノートに追加された「ルール」を3度読み返した、何もわからないけれど何もかも知りたい……さっき七海さんが言った通りだ。


(ボクは真実を知りたい)


あの後、ボクが死んだと思ったその先が分からない。

その先なんてどうにでもなれと思っていたのに今まだ生きているということで、それがこんな風に変化するなんて・・・・・・未来に何が起きるかわからないなと少し感傷を感じる。


だからボクは……ノートに手を当てると七海さんに宣言した。


「七海さん、ボクは君からあの後の真実を全部話してもらう、させてみせる」

「それはこっちのセリフだよ、では「これより狛枝凪斗との「学級裁判」を始めます」」


そういった彼女の言葉が真実の書の白紙のページに刻まれて、第二のジャバウィック島での「学級裁判」の火蓋が切って落とされた。







つづく

 

 

あとがき


今回で冗長を控えるのは諦めました(灰)。
体質なんです、治りません。

ていうか学級裁判が1話で終わるとか無理無理!(じたばた)説明も初回だからあるしさー!!


(閑話休題)


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七海ちゃんが基本的に温和に喋るので、裁判官ポジに置いたらそこそこ厳しく喋らせやすくなってくれてよかった。

あと、プレイ後の人たちが見る前提なのに議論する対象がアレだなあとも思わんでもないですいが、二次創作は自己満足だろー☆と原点にかえってスルーしました。


テーマにした五章はミステリ的に面白い構造だなあと思っています、犯人と犯行はわかっているけど犯人特定できない!いやまて動機が残ってるぞ、諦めるな!なノリからの逆転劇が。

一章からちらほら動機推理が鋭い七海ならではの逆転劇だったと思います。
狛枝がこまやかな動機にはこだわらなかった故の隙のような感じもしていてそれも好きです。

狛枝視点の五章の話、スーダン2の名探偵2人、あっという間に終わるようで狛枝と七海の議論は多分ショーダウンが半分以上だろうな……と思いつつ次回。


2013/10