めえ・でい おまけ
















「うわ、コンラートやめろ!もういい加減ぼくをなめるのはやめろ!!」


「めえ」


「・・・・・・・・・・・・」


「く、くすぐったい・・・・・・!あ、バカ、乗っかってこようとするなーーーーー!」


「めえめえ」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「ああもう!これ以上コンラートに付き合いきれるか!!ユーリ、不本意だがぼくは午後まで別室で仕事をする。婚約者がいなくて寂しいだろうぼくを恨むなよ、これはコンラートのせいだからな!!」


「ああ、そっか。でもその前に風呂入ったほうがいいと思うぞ〜。何せ今までずっとコンラッドにべろべろなめられてたわけだし」


「うう・・・・・・コンラート、病気だから今回は見逃してやるがいつか覚えていろ!!(だっ!)」


「んじゃ、またな〜」


「めえ〜・・・・・・(しゅん)」


「あーあ、あんなに急いだら転んじゃうな、ヴォルフ」


「めえ(こくこく)」


「昨日まで人の顔をなめてばっかりだったけど、自分の顔をなめられるのはやっぱりいやなもんなのかな?そんなところはネコなっててもわがままプーのまんまなのか」


「めえめえめえ〜(うんうん)」


「・・・・・・・・・ところでコンラッド、ちゃんと意識があるだろ」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・めえ?」


「(やっぱりか・・・・・・)とぼけてもバレバレだぞ。気付かないのはヴォルフだけだって」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「あんなにヴォルフをからかうのがうまいネコなんていないだろ。いくらコンラッドとはいえ」


「・・・・・・ひどいな、それじゃ俺がいつもヴォルフをからかっているみたいじゃないですか」


「みたいじゃなくてそうなんだろ。からかい歴82年のくせに。何だよネコのふりしてまでヴォルフをからかいたいわけ〜?」


「まさか俺は全然ネコになったヴォルフに懐いてもらえなかったから、ヴォルフもネコになった俺に懐いてもらえないのは寂しいだろうと思って」


「あんだけやられたらもう十分だと思うけどな・・・・・・でもまだやるつもりなの?」


「それはもちろん。今ならヴォルフも「病気だから」って弱気ですし」


「確信犯かよ」


「まあ、ネコのすることですから」


「自分で言うなよ・・・・・・」














ネコになっても腹黒ウェラー卿。 ちなみにウェラー卿はネコになっても服は着てます。さすがに。

ウェラー卿はネコアレルギーなのにネコになったらまずいんじゃ・・・とはいわないでください。
ナナカマドも今気付きました(おい)。



まだあります→おまけ2