故郷にマのつく舵を取れ!(2008/06) + 「彼はまだ還らない」(2009/03/17) 感想










※注意
・書いたままうっかり忘れていた「故郷マ!」の感想(2008/6くらいのころのもの)が見つかったので、せっかくなので考察とはちょっと違った形で公開。
・ついでに簡単ながら「彼はまだ還らない」と「前マ!」の感想を+しました。「彼はまだ還らない」は「故郷マ!」のそのまま続きと捉えているので同じページに、「前マ!」感想は次ページにあります。











キャラ別感想



「故郷マ!」


ユーリ

・次男と抱き合ってる!なんてこと、ユーリがコンラートが泣いてるんじゃないかと抱きついちゃったよ!慰めようとしているよ!ヨザのことがあるとはいえ・・・なんというユコン!(黙れ)

・一番気になったセリフ→「お前って綺麗なだけじゃなくて、頭もいいんだな」: お 前 ど れ だ け 三 男 好 き な ん だ !!

・ユーリに無断で「陛下と三男入れ替え作戦」を実行した後のユーリはやたらはっきり怒っててなんか、へんに逆らえない感じだった(いい意味で)。

・「鏡の水底」鍵確定!?ということはユーリが生まれるのは相当昔から(お嬢様とは仮の姿時代から)決まっていたことになりますね・・・と思ったら今度は(ぴー)疑惑!?(また考察「ユーリと「鏡の水底」」で書きます)。

・ジュリアの魂を持つことから「鏡の水底」の鍵を持つもの・・・とあっちにもこっちにも転ぶユーリの未来はどっちだ。

・ミイラ化した人妻の胸に触って(違)、手記を手にしてアラゾンの真意を知り、サラに渡すユーリはやっぱり三男の好きな「進化するへなちょこ」だな、と思った。男前度は三男に負けてませんよ、陛下。


2008/06


「彼はまだ還らない」


・いろいろまた伏線浮上。ジュリアの記憶が(声?)が聞こえているののは上様化する最初の頃からの事だけど、次男失踪以降、もしくは村田と異世界に来て以来、だんだん別の人格が引っ張り出されている・・・ユーリの魂はどうなっているのか、眞王が何かしたのか、それとも無茶のしすぎか、あるいは別の誰かの思惑があるのか・・・。

・村田もあせっていたけど、彼も知らないのか。

・「ヴォルフラムがおれの部屋に泊まりたがらないんだ。どうしてだろ」→だから・・・ユーリ・・・。

・突き落とされる瞬間に次男三男の兄弟共通点を認識するとはユーリも突き落とされ慣れしたような気がする。


2009/03/17






「故郷マ!」


コンラッド

・失踪理由が微妙に判明。意外と平和的な発想だった次男に自分の次男に対する偏見を感じてしまった。というか、何で生死不明になった直後に行くんだよ。あと、なら何故鍵を持ち帰ったのか、グレイブス家との接触はどうだったんだ、なぜユーリの魂を渡すときにやさぐれていたんだ・・・何故何だ次男。

・ところで義手かローバルトの腕かは分かりませんが、「地の果て」の暴走が止まったのはあなたが腕を付け替えたからなの?ということはあの辺のユーリたちが大変だった頃にちょうど腕を付け替えたの?

・ユーリにあっさりごめんねって言ったときは驚いた。いや、あなた素で分かってなかったんですか!?そして、ごめんじゃなくごめんねという言葉の可愛らしさに驚いた。

・ヨザへの「殺してやると」はただ涙+切ない+しんみり。でも、あっさりマチョに「仲良しさん」認定を受けるところを見ると次男はやっぱり思い切ってるつも入りで、思い切ってないんだよなあと実感。ヨザだけじゃなくてあらゆるところでも。

・ところで今度の短編のタイトルが「彼はまだ還らない」ということは帰ってこないんですか?多分帰らないとは思っていたけど・・・。


2008/06


「彼はまだ還らない」


・あ、やっぱり還りませんでしたね。まあ、それは予想していたので、まああれだけユーリと信じあえていれば次男の精神もこれまでより安定するでしょう(自覚はなかったと思うけど、やっぱり次男は不安定だった。話し合いは大切です)。

・ていうか、海の上で船がすれ違いざまに「一目会いたくて」で魚人たちに借り、船一隻でやってくるUターンすればいいと思ってる次男はやはりいろいろすさまじいと思った。

・「コンラッド」「はい」「あんたの還る場所は何処だ」「あなたの許です」「「そっか。じゃあいって来い」・・・・・・完全に主導権はユーリです・・・。


2009/03/17







「故郷マ!」


ヴォルフラム

・まさかのDV(違う)。いや、今回は男前すぎて、早く頼りなる長男とかのもとに戻ってわがままプーに戻って欲しいと願ってしまった・・・ゆっくり大人になってね、三男。陛下も次男も長男もきっと寂しがってるよ。

・凍土の劫火の鍵疑惑がますます強まる。少なくとも聖砂国では一番疑惑者。これで鍵確定かな?

・確かのその方が「尊い魂の持ち主」という言葉には信憑性が出る。「魂が前の持ち主もその前の持ち主も尊い」というフレジェイの発言は魂に鍵が埋め込まれていることからも納得できる。・・・でもこの言葉には他の意味があると思うんだけどな。

・ギュンターの守護は眞魔国に着くまでもってるのかな?

・男前も良いけれど、わがままプーでいて欲しい・・・その為にも帰ってこい次男!(違)


2008/06


「彼はまだ還らない」

・眞王の「三つの鍵を近い血で生み、育て上げた。彼の望みどおりに」というツェリに関するモノローグからすると鍵確定、というか4つの「箱」の鍵を生み出したのは眞王だともほぼ確定。

・ユーリに会いにやってきた次男を迎えて、ユーリの前では不機嫌を装い、ユーリと次男が話しているのを監視する・・・・・・ごめん、シチュだけで妄想ばっかりです。

・突き落とすことまで次男に似ちゃって・・・と陛下にまで思われるところから、やっぱりヴォルフはコンラートの穴を埋めるために成長しているのか。それはいいことなのか、急に成長しちゃうなんてさびしいということなのか(後半は何だ)。


2009/03/17






「故郷マ!」


村田

・今回のヒロイン(笑)。だって人質に取られて、主人公と涙のハグ再会だったし・・・。


2008/06


「彼はまた還らない」

・眞王よりははるかに事情に精通していないなあと、印象受けた。もしかしたら次男より知らないかな・・・?


2009/03/17




「故郷マ!」

ヨザック

・生きているのかいないのか・・・どっちにせよアニシナの薬品(毒か?)で間一髪だったのは彼にとって幸か不幸か。


2008/06





「故郷マ!」

サラレギー


・Sっちゅーより、その冷酷さより冷淡さを見せつけられた感じ。酷いというか、淡白。母の死を見せつけられても目もくれず「凍土の劫火」のことの方が気になるサラはやっぱり良い子ちゃんにならないことを確信。GJ!(え)
・母のことはトラウマにはなっていたようですが、振りきってる感もある。母親の手記を見ても彼が慈悲深くなることはまず無いでしょうが、何か心境の変化はあるのかもしれません。


2008/06



「故郷マ!」

イェルシー


・ゾンビとともに今回の中心人物でしたが、一番切ない役どころだったかもしれない。抜け殻状態で唯一の身内が残るはサラ・・・いたほうがいいのか、いないほうがいいのか。きっと答えは未来だけが知っている(たぶん)。
・あんまり創主の影響は受けていなかったのかな?「箱」をほしがったのは創主に操られてではないと思うけど。


2008/06



「故郷マ!」

アラゾン

・まさかミイラとは・・・まったく想像していませんでした。イェルシーの項目では「箱」を求めたのはイェルシーの意志と書きましたがずーっと「鍵が鍵が・・・」といってるのは創主の影響っぽいのでやっぱりイェルシー操られちゃったかな・・・。


2008/06




「故郷マ!」

ヘイゼル


・結局「凍土の劫火」を暴発させた経緯は謎のまま・・・村田が異世界渡りに使った欠片からすると砕きでもしたんでしょうか?
・そして、寿命も謎のまま・・・ってこれはユーリにも帰ってくる謎なのかな?


2008/06




「彼はまた還らない」

グウェンダル

・ヨザへの愛はよくわかりました(え)。
・そしてひさびさのWITH陛下ツアーへ・・・(えええ)。


2009/03/17



「故郷マ!」


アニシナ


グウェンに信頼されてそんなに嬉しいなんて、実は今回の萌キャラだった気がする。


2008/06



「故郷マ!」

ギュンター


・・・・・・(泣)。
・・・・・・ていうかなんで病院に。



2008/06




「彼はまた還らない」


・・・・・・・・・・・・・・・まあ、村田に会えたからよかったんでしょう、たぶん。


2009/03/17










全体感想



まとまるかなーと思っていたけれどよくまとまっていたと思います。少なくとも聖砂国編完結としてきれいにまとまっていると思います。ナゾはさらなるナゾを呼んでいる気がしますが・・・。




疑問点

何より思ったこと・・・鏡の水底、ボーデン湖に沈めちゃってよかったんですか!!?
ていうか、凍土の劫火に炎を当てちゃ行けないなら風の終わりや地の果てなんてどうすりゃいいんですか!?
強風じゃなければいいの!?地震が来なければいいの!?
あとそれぞれの要素を持っているのが鍵なら次男は風の要素を持ってるの!?










「前はマのつく鉄格子!」感想はこちら→











ユーリに関してはまた「ユーリと魔力(3)」改め「ユーリと「鏡の水底」」でまた考察します。